螺旋の回転

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うらみつらみをわすれないように、いつでもめにつくようにおもいだせるように、
こるくぼーどにはりつけました。
ぼくはそれをみるたびにうちひしがれむねをしめつけられいかりがこみあげてきます。
うれしいことがあってもそれがあるのでぼくのこころとからだはまっぷたつになるのでした。
それはとてもいたいのでおさけをのんだりくすりをのんだりしてまぎらわせるのですが、
ちっともきかないのでどうしようもありません。

004.jpg


ところでぼくのおとうさんはにんぎょうをつくってました。


このしゃしんのようなんではなく、かんせつもうごかなくてどっちかってーとちょうこくです。
あとりえでつめをきってもらうのがすきでした。
ちょうこくをつくっているのでつめのかたちをととのえるのもじょうずでした。
おとうさんもぼくのつめをきるのがすきでした。
そのこういはかれのいきぬきであり、しんせいなぎしきでもあったんです。
ぼくはおとうさんのあぐらのうえにすっぽりとおさまって、
うしろからまもられるようにつめをきってもらいます。
かたちのよいつめだとぎしきのたびにいわれました。
ぼくのひだりてのなかゆびはだいいちかんせつがひだりにおれてます。
まっすぐじゃありません。なぜだかわかりませんがきっとかるめの畸形なんだとおもいます。
にちじょうせいかつにししょうはきたしてないのできになりませんし、
じつはとてもすきなのでした。なんとなしかわいいからです。
それになにより、ぼくがいじょうだってことをそのゆびのせいにできるからです。
つめをきっているあいだ、おとうさんのかおはぼくのかおのよこにあります。
ほっぺたとほっぺたがくっつくとひげがちくちくしました。
たばことくーるみんとがむのにおいがします。
おとうさんのくちびるがほっぺたやみみやくびすじにふれるときもちがよくてどきどきして、
もどかしくてはずかしくてこまりました。

うらみつらみをわすれないように、いつでもめにつくようにおもいだせるように、
こるくぼーどにはりつけました。
ぼくはそれをみるたびにうちひしがれむねをしめつけられいかりがこみあげてきます。
うれしいことがあってもそれがあるのでぼくのこころとからだはまっぷたつになるのでした。
それはとてもいたいのでおさけをのんだりくすりをのんだりしてまぎらわせるのですが、
ちっともきかないのでどうしようもありません。
なのでぼくはこうしてじぶんをかいているのです。
かいていると、いまのつらいことはわすれていられるからです。
こるくぼーどの蛇はきのうもあしたもいまなので…。



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